メンズインナーに関しても出展者は限られていたが、その分、新規出展の顔ぶれはユニークであったといえる。
レディスと同様、メンズでも重要性を増しているラウンジウエアだが、中でもドラマチックな非日常性が光っていた「デジーズ・ラウンジ」。長年、映画の衣裳を手がけていたデザイナーによるもので、映画のワンシーンを喚起させるようなアーティスティックな物作りが、今この時代だからこそ、非常に貴重なものと感じる。
若いクリエイターのブランドを集めた〈ビー・スパイシー〉のエリアで、唯一のメンズアンダーウエアだった「ポール・マルシャン」は、日本在住のフランス人によるブランドだ。東京ファッションウィークでコレクションを発表したこともあるポール・マルシャンさんが、再スタートを切ったもので、水着にようにカラフルでカットのきれいなボトムを発表した。
また、スイスの「アソゥ」は、ボディペインティングのようなプリントが、ボディを効果的に強調している。
インナーウエア全体としては、ナチュラルでラグジュアリー、また一方には遊び心たっぷりのバロック、という2つの大きな方向性があるといっていい。時には双方が交差しながら、より洗練されたスタイルを見せている。








