2009「パリ国際ランジェリー展」レポート グンゼ博物苑 メンズインナー素材知識

2009「パリ国際ランジェリー展」レポート 厳しい時代だから《夢》が必要 フリー・ジャーナリスト 武田尚(写真・文)

世界的に荒れ狂う経済不況の嵐の中で開催された今回の「パリ国際ランジェリー展」。1月18日からという今までで最も早い会期、ポル・ト・ド・ベルサイユにおける単独開催という環境、それ以上に世界のインナーウエア市場の冷え込みを反映し、出展規模も来場者も2〜3割減の厳しい状況となった。

ユニークな新規出展者

メンズインナーに関しても出展者は限られていたが、その分、新規出展の顔ぶれはユニークであったといえる。

レディスと同様、メンズでも重要性を増しているラウンジウエアだが、中でもドラマチックな非日常性が光っていた「デジーズ・ラウンジ」。長年、映画の衣裳を手がけていたデザイナーによるもので、映画のワンシーンを喚起させるようなアーティスティックな物作りが、今この時代だからこそ、非常に貴重なものと感じる。

若いクリエイターのブランドを集めた〈ビー・スパイシー〉のエリアで、唯一のメンズアンダーウエアだった「ポール・マルシャン」は、日本在住のフランス人によるブランドだ。東京ファッションウィークでコレクションを発表したこともあるポール・マルシャンさんが、再スタートを切ったもので、水着にようにカラフルでカットのきれいなボトムを発表した。

また、スイスの「アソゥ」は、ボディペインティングのようなプリントが、ボディを効果的に強調している。

インナーウエア全体としては、ナチュラルでラグジュアリー、また一方には遊び心たっぷりのバロック、という2つの大きな方向性があるといっていい。時には双方が交差しながら、より洗練されたスタイルを見せている。

ラウンジウエア

DEGGI‘S LOUNGE
DEGGI‘S LOUNGE
REGENCE
REGENCE
MASSANA
MASSANA

アンダーウエア

ATHOUS
ATHOUS
BRUNO BANANI
BRUNO BANANI
HOT IMPETUS
HOT IMPETUS