左上・右上:(3)(4)bruno banani左下:(5)DYNAMICO・右下:(6)sapph
IGEDOという巨大なファッション見本市のインナーウエア部門が無くなってから、ドイツ国内ではインナーウエア関連の見本市がいくつか生まれている。その一つ、「5エレメント」は、ブライダルの見本市で成功した主催者による新しい見本市(今回が2度目の開催)で、その名に込められた斬新なコンセプトが今の時代性を反映している。
宇宙の基本構成要素といわれる四大元素(地、風、火、水)にひっかけ、同展では「5つのエレメント」を以下のようにグルーピングしている。@Intimate(インナーウエア)ABeach & Sports(ビーチ & スポーツウエア)BSpa & Relax(ラウンジウエア)CCosmetics & Accessories(コスメ&小物)DUp & Coming(その他)――。つまり、インナーウエアのみの限られた商材では、同市場は成長しないというビジョンに基づくものだ。
出展者は64社と規模はまだ小さいが、ナイトウエアの有力メーカーで「パリ国際ランジェリー展」にも出展している「タウベルト」(独)をはじめ、メンズブランドの「ロム・アンヴィジブル」(仏)「ダイナミコ」(独)のように、「5エレメント」にしか出展しないブランドもあった。
(7)(8)(9)PAUL MARCHANDメンズインナーのファッション化がすっかり定着したのを反映してか、例年よりメンズの露出は控えめ。「ビー・メン」とゾーニングされた会場のメンズエリアには、7ブランドがブースを構えていた。中でも光っていたのは、日本在住フランス人のデザイナーによるブランド、「ポール・マルシャン」。昨年に引き続き二度目の出展になる。
とにかく色がきれいなのに引きつけられる。単純に多色展開というのではなく、一つ一つの配色やディテール変化が異なり、端々に遊び心がある。それは、デザイナー自身のスポーツやリゾートを楽しむライフスタイル、またファッションビジネスにおける豊富な経験から生まれたもの。トレンドというものを超えたブランドの世界観がここにある。

