はるか昔、人類が猿人から原人に進化した際に脳の発達により熱が出るようになって体毛が退化し、汗腺による体温調節をするようになりました。氷河期がきて、その厳しい寒さをしのぐため、動物や樹木の皮をまとったのが衣服の歴史の始まりと言われています。
そして現在、メンズインナーに使用されている素材は、大きく天然せんいと化学せんいがあります。そのなかでも歴史の古い天然せんいは、植物を原料とする綿や麻と動物からとれる絹や羊毛に分かれます。化学せんいは、まだ生まれて100年ほどの歴史しかありませんが、現在、もっとも多く消費されているせんいです。原料により合成せんい、再生せんい、半合成せんいなどに分かれます。
メンズインナーの素材も、用途や機能によりこれらのさまざまなせんい素材を使い分けて、マーケットニーズに応えています。
それでは、簡単に各せんい素材の特長をご紹介します。
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人類の歴史とともに、歩んできた天然せんいは、その優れた特長や風合いで、インナーからアウターまで幅広く活用されています。また、その欠点も優れたバイオ技術なとで克服、解消されてきました。インナーには必要不可欠なせんいです。 |
| 綿 |
| 綿花のせんいを紡いで出来ます。綿花のせんいの細さや長さで肌ざわりの良さが違ってきます。特にインナーに必要な吸湿・吸水性に優れ、丈夫で肌になじみます。静電気の発生やアレルギーの心配もありません。欠点は、しわになりやすく、長年着用しているとごわごわしてきます。 |
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| 麻 |
植物の幹、茎、葉などから採取されます。ヨーロッパでは、19世紀まで亜麻(リネン)の下着が一般的でした。
放熱性が良く、吸湿・吸水性に優れているので、着心地が涼しいのが特長です。また、せんいの凹凸感や均一に染まりにくいのが、かえって独特の風合いを生み出します。しわになりやすいのが欠点です。
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| 絹 |
かいこの繭から取り出されるせんいです。起源は、紀元前約2700年の中国の神話時代と言われています。軽くてしなやかな肌触り、上品で美しい光沢、深みのある色合いが魅力のせんいです。保温性、吸湿性にも優れています。
紫外線による黄変や洗濯、摩擦に弱く丈夫さにかけますが、最近のバイオ技術によりその欠点が解消されたシルクが開発されています。
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| 羊毛 |
原料により、羊毛(ウール)と獣毛(カシミヤ、アンゴラ等)があります。その歴史は古く、紀元前8000年頃のメソポタミアまでさかのぼれます。
保温性、吸湿性、撥水性、耐久力があり、しかも伸縮性にすぐれ、しわになりにくいせんいです。洗濯により縮みやすく、毛玉が出来やすいのが欠点です。
しかし、これらの欠点は、最近の技術で解消されたウールせんいも開発さてれいます。
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